海外出張の経験があるビジネスパーソンに、荷物に入れるのを忘れがちなモノや、持っていけばよかった…! と思ったモノを聞き取り調査。その結果と対策を紹介します。出張デビューの方は要チェックな内容です!!
電池が切れてしまうと役に立たない「ただの重いモノ」になってしまうデジタルグッズ。今回、多くの人から「忘れがちなモノ」としてあがったのが、予備のバッテリーやケーブルなど、デジタルグッズの充電関連機器でした。さらに、日本仕様の電化製品を海外で使うための、変圧器やコンセントの変換プラグも、ついうっかりと忘れがち。このあたりのグッズは、バラバラに保管していると、必要な時に見失いがちなので、日頃からポーチなどにひとまとめにしておくのがよさそうです。
充電グッズなどの機器類は、いざとなったら空港内の電器店やコンビニなどで購入できます。ミスをリカバリーできるのは助かりますが、街中の家電量販店より割高ですし、余分に数を持っていてもしょうがないものなので、悔しい出費になってしまいます。また、ノートPCの充電ケーブルは、メーカー指定の付属品でなければ使えないことが多いので、念には念を入れて準備しておきたいですね。
ちなみにデジタルグッズは、帰国時にホテルに置き忘れてしまいがちなものでもあります。チェックアウト前の指差し確認は忘れずに行いましょう。
出張ともなると、仕事関係の荷物が優先になってしまいがちですが、身の回りの生活用品も忘れてしまうと現地における心身のコンディションを左右します。
常備薬はもちろん、体を洗うナイロンタオル、爪切り、耳かき、携帯ウオッシュレットなど、現地のホテルに備え付けがないものを、「忘れると困るもの」として挙げる方が多かったです。ホテルの歯磨き粉は口に合わないので日本から持参、ところが持参した歯磨き粉(のはずのチューブ)がムヒだった…という失敗談も。意外なところで、靴べらもない場合が多いので忘れると困るという声もありました。
快適にビジネスをこなすためには「いつもと同じ」を持ち運ぶことも大事なんですね。身の回りグッズも、いざとなれば空港の薬局やコンビニ、現地のスーパーなどでも入手可能です。携帯ウォシュレットを必需品として挙げた方は、こればかりは空港で買えないため、絶対忘れないよう普段からスーツケースに常備しているのだそうですよ。
急な出張でお金を下ろさずに飛行機に乗ったところ、現地の税関で税金を払うときにお金が足りずに困った経験があるという人も。クレジットカードは使えないと言われ、空港まで出迎えに来てくれていたスタッフにお金を借りて事なきを得たそうです。
現地から帰国するときに、現地通貨を使い切ってしまって空港使用税を支払う分が残っていなかった…という話はよく聞きますが、到着時の税関で現金不足で困るケースもあるのですね。
成田空港の場合は、出国手続き後のクリーンエリアにもセブン銀行のATMがありますので、いざという時のため、覚えておくと安心です。
通常の「忘れ物」とは違いますが、荷物に関するこんなエピソードも。
「15年くらい前のこと、旅行前夜、当時流行っていたゼロハリバートンのアタッシェケースに、財布からパスポートまで必要書類含めすべて入れて就寝。起きると鍵が開かなくて…。ジェラルミンなので頑丈で壊して開けることもできず、大騒ぎになりました。同じマンションに住む先輩のところに駆け込んで悪戦苦闘のうえ、ようやく開くことができました。ロックの暗証番号が何かの拍子にずれていたのが原因だったのですが、慌てると何もできなくなりますね」
準備万端のはずが、思わぬ落とし穴ですね。困ったときに頼りになるのは、近くで冷静なアドバイスをくれる人なのかもしれません。
「帰国時に、40年来愛用しているスイスアーミーナイフをうっかり機内持ち込みのバッグに入れていて、出国検査場のX線検査で見つかって没収されそうになりました。出発まで時間があったので係員がスタッフ用出口から出させてくれ、航空会社のカウンターで預けて羽田で受け取ることができました」
愛用品とお別れにならずにすんでよかったです。機内持ち込み制限が年々厳しくなっていますので、手荷物にするのかスーツケースに入れるのか、荷物のパッキングもぬかりなきよう。
<著者情報>
経費精算システム「J'sNAVI NEO」編集部
経費精算や出張管理業務の効率化を追求してきた20年の実績を活かし、経理や人事のバックオフィス業務をはじめとするビジネスに役立つ情報を更新しています。
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