まるっとフレーズを覚えるだけでは×
海外出張先で役立つ英会話
~入国審査編~
まるっとフレーズを覚えるだけでは×
海外出張先で役立つ英会話
~入国審査編~
海外出張に英語は必要不可欠。英語に慣れていない、英語がわからない方にとっては気が重い問題です。最近では海外出張を控えたビジネスパーソンに向けて、短期集中レッスンを行う英会話教室も多いのだとか。
そこで今回は英語を必要とされるシーンの第一関門、「入国審査」にスポットをあて、よく使われるフレーズや単語をご紹介。「相手がなにを言っているのかわからない……」「言いたいことが伝わらない!」となるのを回避しましょう!
出張先到着時、誰もが通らなければならない道があります。――そう入国審査です。
May I see your passport?(パスポートを見せていただけますか?)と言われるため、必要事項を記入した入国カード(=immigration card)とパスポート(=passport)を提出し、入国審査官の質問に答えます。そのときによく使われる質問が、こちら。
①What’s the purpose of your visit?
(訪問の目的は何ですか?)
→Business. (仕事です。)
②How long are you going to stay?
(どれくらい滞在しますか?)
→One week. (一週間です。)
③Where are you staying?
(どこに泊まりますか?)
→At the ○○ Hotel.
(○○ホテルに泊まります。)
I’ll look for the hotel from now on.
(これからホテルを探します。)
しかし、この3つには、下記のようにいろいろな言い回しがあります。
①Are you here for business or sightseeing?
(あなたはビジネス目的で来ましたか?観光目的で来ましたか?)
Why are you here?
(なぜここに来たのですか?)
②When are you going back to Japan?
(いつ日本に戻りますか?)
How many days are you staying in ○○?
(○○に何日間滞在しますか?)
③Have you booked/reserved any accommodation?
(宿泊先は予約してありますか?)
これはほんの一例で、当然ながら、相手がどのように質問を投げてくるかはそのときになってみないとわかりません。英会話フレーズを丸まる暗記したところで、意味がないのです。
では、どうすればよいのか。答えは簡単。入国審査のときによく使われる英単語を覚えましょう。相手が話すことを全て聞き取るのではなく、キーワードを聞き取るのです。
具体的によく使われる英単語がこちらです。
①訪問の目的を聞かれたときに使われる英単語
・what(ワット/何)
・why(ゥワイ/なぜ)
・purpose(パーパス/目的)
・business(ビジネス/仕事)
・student(ストゥーデント/学生)
・tourist(トゥーリスト/観光客)
②滞在日数を聞かれたときに使われる英単語
・how long(ハウロング/どれくらい)
・when(ウェン/いつ)
・how many days(ハウメニイデイズ/何日)
・leave(リーヴ/出発する)
③宿泊先を聞かれたときに使われる英単語
・where(ウェア/どこ)
・which hotel(ウィッチホテル/どのホテル)
・accommodation(アコモデーション/宿泊施設)
・address(アドレス/住所)
①②③以外にも、帰りのチケットを持っているか?(Do you have a return ticket?)、この国に来たのは初めてか?(First time to ○○?)(Have you ever been to ○○?)などを聞かれることもあるので、チェックしておきましょう。
入国審査のときに重要なのは、相手がなにを言いたいのか、わからないまま適当な返事をしないこと。また曖昧な答えは不審者や違法者とみなされてしまう危険があります。わからないときはわからないことを伝えましょう。
(もう少しゆっくり話してくれますか?)
(英語がよくわかりません)
(日本語を話せる人はいますか?)
また、海外出張まで少し余裕があるなら、動画サイトでリスニングするのもおすすめです。目で英語を見るよりも、耳で聞いたほうが慣れるのも早く、抵抗感も薄れます。
今回は入国審査での英語フレーズをご紹介しましたが、英単語を聞き取るという点は、英会話が必要なすべてのシーンにおいて重要なことです。ぜひ試してみてください。
<著者情報>
経費精算システム「J'sNAVI NEO」編集部
経費精算や出張管理業務の効率化を追求してきた20年の実績を活かし、経理や人事のバックオフィス業務をはじめとするビジネスに役立つ情報を更新しています。
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